2025/03/17 18:00

今回は、『コーヒー以外すべてが邪魔な存在』について。

簡単に言うと、
「目の前のコーヒーに集中して!」です。

烏滸がましいです。分かってます。

だけど今回は、本題から少しそれて、
私のジレンマについて書きます。

烏滸がましいことを言ってしまうくらい、
コーヒーには魅力があります。

「はい、集中して!」
という学校のような言葉かけではなく、
コーヒーをありのまま感じてもらいたい。
寄り添いたい。

補足すると、
コーヒーを飲む人が、
事前情報としての言葉を入れてから味わい、
その通りに感じることを正とするのではなく、
先入観なしでコーヒーを味わって、
ありのままを感じてほしい。

だけど、それは少し難しいことだと思っている。
知識がないと、何も出てこない。
「うーん、美味しい…んじゃないかな…」
みたいに。

だから、やはり情報としての言葉も必要…。
理想は、寄り添いの言葉(情報)を授けたい。

今更ではあるが、
言葉とは、情報である。
コーヒーにおいてはそう定義しようかと。

生産国、農園、品種、精製処理…。
これは、情報。
では、味わいを感じるために、情報は必要か?

必要かもしれないし、
いらないかもしれない。

私の個人的な感覚としては、
情報はいらない。だって、正解はないから。
何を言ったって正解。全部正解。

だけど、コーヒー屋としては情報を伝えたい。
できるだけ細かく、たくさん。
だけど、伝えっぱなしだと、
それはもうコーヒー屋のエゴだと思ってしまう。

『情報提供量とエゴ』

「伝えたいけどそれは私のエゴなのか?」
「先入観の植え付けになるのではないか?」

ということが、
『コーヒー以外すべてが邪魔な存在』
について話す前にお伝えしたいことでした。

長くなってしまったので今回はこの辺で。また次回。

No Noise Coffee Roastery "私"より